子供の体臭の原因と対策方法

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子供の体臭の原因と対策方法

「ただいま!」と外遊びやスポーツから帰ってきた息子がなんだか臭い・・・女の子から嫌われないか、何より「ニオイが原因でいじめられないか」心配に思うのは親心ですよね。

自分でニオイ対策がまだできない年齢から、続いてやってくる思春期のニオイ問題に、親はどう取り組んだらいいのでしょうか。

子供の体臭・口臭は清潔にすれば改善する

子供は代謝がよく、どんどん汗をかきます。代謝の良さはどんどん細胞分裂して成長している証拠ですが、それがニオイの原因になりがちなんです。汗や垢が上手に洗えていないと、そこで雑菌が増えてニオイが発生し「なんだか臭い子」になってしまうんですね。

ワキガ体質の親御さんは「子供に遺伝して体臭がきつくなってないかしら?」と心配かも知れませんが、ワキガ体質の症状が現れるのは中学生以降といわれています。なので小さな子供のニオイ問題は「お風呂と歯磨きの問題」がほとんどなんですね。

「ずいぶん早いね?ちゃんとお風呂で髪と体、洗ったんでしょうね?」と聞いても「ちゃんとやってる!」と答える子、いますよね?「お風呂なんかいいからゲームしたいしテレビ見たーい!ママには洗ったことにしとけば怒られないよね。」と思ってたり「どうやって洗うかよくわかんないけど、とりあえずお風呂入っとこうっと。」など、子供なりの事情があったりするようです。

まずは子供と一緒にお風呂に入って「どこをどうやって洗っているか」をよく観察してみましょう。まだ上手に洗えていないようなら、こまめに一緒に入浴して洗い方を教えてあげましょう。本当は上手に洗えるのに、ついついサボってしまう子には「お風呂が楽しくなる工夫」をしてお風呂に入りたくなるように作戦を練りましょう。

クレヨンのように体に絵が描ける石鹸や、ボディソープを泡立てて遊ぶおもちゃや、中にはフィギュアを閉じ込めた入浴剤があったりします。
パパママ揃って「わー!お風呂楽しい!お風呂大好き!」と盛り上がるようにして、子供が「そうか!お風呂って楽しいんだ!」と思える雰囲気づくりも効果的ですね。

歯磨きも一緒で、しっかり磨けていないと虫歯の原因にもなりますし、口臭がきつくなってしまいます。虫歯など口の中の病気は痛くてかわいそうですし、今後の健康のためにも予防しておきたいですよね。

本人がまだ上手にできないうちは、親が仕上げの歯磨きをしてあげたり、歯磨きそのものが嫌いなようなら「歯磨きを一緒にしてくれる教育番組」で気分を盛り上げて楽しく磨いてもらうのもいいですね。

子供用歯磨き粉は低刺激で虫歯予防を考えて開発されているので、大人の歯磨き粉とは成分や配合が違います。フルーツやチョコなど味も豊富で、歯磨き好きな子になる工夫がたくさんあるので、使わない手はありませんね。

スーパーでお買い物をするときに「次はどの味にしよっか?」と子供に自分で選ばせてもいいかも知れません。「今使ってるメロン味が無くなったら、次のオレンジ味開けてもいいからね?」と歯磨きの楽しみを広げて歯磨き好きな子になってもらいましょう。

「こら!ちゃんと体を洗いなさい!歯をみがきなさい!」と怒ってしまう気持ちを抑えて、自分からお風呂や歯磨きが大好きになってくれるよう、工夫してじっと待つのが子供の体臭対策の第一歩なんですね。

あと実は体臭の原因が服から臭うカビくさい「雑巾臭」だったという場合もあります。服に雑菌が繁殖して嫌なニオイになっているので、お洗濯のしかたを変えなくてはいけません。雑菌が増えない洗濯法はこちらで触れています。(11.体臭の原因をしっかり落とす洗濯法へのリンク)清潔な服を着せてあげることも大切なんですね。

いじめと思春期の体臭・口臭

これまで「入浴・歯磨きのしつけ」段階の小さな子供について触れましたが、早い段階で子供の体臭対策をしておくべき理由がデータとしてあるんです。

文科省が平成22年に行った調査で、いじめが最も増える時期が小学校高学年から中学2年生頃という結果が出ました。つまり小学校低学年のうちに体臭・口臭の問題を解決しておかないと、いじめのターゲットになるリスクが高まるということなんです。

子供は大人のような「これは言い過ぎかな?」という配慮がまだ未発達で、体臭や口臭が気になったら「くさーい!」と率直な言葉をぶつけるでしょう。悪気があろうと無かろうと、その言葉に傷ついて「自分は臭いんじゃないんだろうか」という不安がいつも頭から離れなくなる「自臭症」という精神病を発症してしまう子供もいます。

自臭症についてはこちらで触れています。(07.ニオイを気にしすぎる「自臭症」原因と克服法へのリンク)自臭症は対人恐怖症の症状のひとつで、悪化すると不登校や「うつ」などにつながる危険があると言われているんです。

学校での人間関係を乗り越えていくのは子供自身ですが、「体臭・口臭が原因のいじめ」から我が子を守るために親がしてあげられることはいろいろあるんです。

  • 入浴や歯磨きのしつけを小学校3年製くらいまでに済ませる
  • 清潔な衣類を着せてあげる
  • ワキガ体質かも知れない子は、中学生になったら体臭に注意する
  • 中学生になったらデオドラントの使い方を教える

「入浴・歯磨きのしつけ」と「清潔な衣類」はもちろんですが、もともと中学生は「体臭が強くなる時期」と「いじめが増える時期」がぶつかる注意が必要な年齢です。子供の頃は「エクリン腺」という汗腺からあまりニオイのない汗をかきますが、中学生くらいになると、体臭の原因になる成分の汗をかく「アポクリン腺」が活動しはじめ、どんな子も体臭がきつくなってくるんです。

なので、アポクリン腺が生まれつき多いせいで体臭がきつい「ワキガ体質」は中学生くらいから問題になってくるんですね。ワキガ体質と治療についてはこちらで触れています。(02.ツーンとした臭い!ワキガ対策・14.手術でワキガは改善する?へのリンク)

両親のどちらかがワキガ体質だと、子供にもかなりの確率で遺伝するので、可能性のある子は中学生になったら体臭に注意してあげる必要があります。もしきつい体臭があっても、中学生はまだニオイの原因物質を出すアポクリン腺が発展途上で、ワキガ手術などの根本的な治療にはまだ早い年齢といわれています。

なので体臭について親子で話し合い、エチケットとしてデオドラントの使い方を教えてあげるといいですね。デオドラントはワキガ体質でない子の場合スプレータイプで十分ですが、ワキガ体質の子はクリームやスティックタイプのデオドラントのほうが効果が高く長続きするのでオススメです。

ワキガ体質の子を持つ親は「将来を考えたら、早く根本的に治療してあげたい」と思われるかもしれませんが、ワキガの手術は痛みもリスクもある負担の大きいものです。

つらいですが、大人になってアポクリン腺が育ちきるまでは手術もできませんので「この子が大人になっても体臭を気にするようなら手術をすすめる」くらいの気持ちで待ちましょう。

デオドラントの使い方を教えたり、清潔に気をつけてあげるだけでも「体臭・口臭が原因のいじめ」に遭うリスクは減らしてあげることができます。

大人が想像する以上に子供は悪気なく言葉をぶつけ、それに傷ついてその後の人生に影響が出ることがあります。親ができるニオイ対策をしてあげて、あとは子供の力を信じて見守りましょう。


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